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予防接種

堀口クリニックでは、各種予防接種を行っております。
予防接種をご希望の際は当院に予約下さい。

また、わからないことがございましたらお気軽にご相談ください。

TEL:045-869-6464

当院で行っている予防接種のご案内


インフルエンザ予防接種についてインフルエンザ予防接種について

予防接種

本年度のインフルエンザ予防接種ワクチンは、以前までの3価(A型2種類・B型1種類)に、B型が1種類追加された4価(A型2種類・B型2種類)のワクチンが適用となりました。
インフルエンザ予防接種は、流行期(12月~3月)前の早めの接種をお勧めいたします。

ワクチンは接種してから効果が出るまでに約2週間かかり、その効果は約5ヶ月間持続します。なお、2回接種する場合、2回目は1回目から2~4週間あけて接種します。

肺炎球菌ワクチンについて肺炎球菌ワクチンについて

肺炎球菌には、90種類以上の型があり、肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎などを引き起こす細菌です。
肺炎球菌ワクチンは、1回の接種でおよそ5年間にわたり肺炎球菌による肺炎にかかるリスクを減少させます。高齢者においては、その死亡原因として近年肺炎が急増していることから、肺炎球菌ワクチン接種による予防効果が期待されています。

高齢者肺炎球菌ワクチンについて高齢者肺炎球菌ワクチンについて

肺炎は日本人の死因の中でも第3位にある病気です。
その肺炎は高齢者の方の発症が高く、中でも肺炎球菌という細菌が最も頻度が高い原因微生物です。
特に65歳以上の高齢者では肺炎が重症化しやすいため、肺炎球菌ワクチンの接種が強く推奨されています。
平成26年10月1日より高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種が定期接種(ニューモバックスNP)となりました。
65歳から5歳きざみの年齢の方が対象で、横浜市より予防接種予診票が送付されます。
接種をご希望の方は、予めお電話にてご予約をお願い致します。

ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)について

ニューモバックス PPV23

ニューモバックスNPは、90種類以上ある肺炎球菌の中でも特に病原性の高い23種類に対する免疫をつけるワクチンで、肺炎球菌を原因とする肺炎のうちの約8割に効果があると言われています(肺炎の発症にまつわる原因は多種多様であるため、全ての肺炎を予防できるものではありません)。

ニューモバックスNPの効果を示すデータとしては、インフルエンザワクチンとの併用で、高齢者(75歳以上)での肺炎罹患率が59.1%減少し、また肺炎入院率が57.3%減少した、という報告があります。その他にも、糖尿病患者や慢性心疾患患者についての肺炎球菌感染症リスクの減少、COPD患者についての感染性憎悪の減少などの効果が、それぞれ認められています。

1回の接種により抗体価(抗原に対して産生された抗体の量)は上昇し、接種5年後も十分な抗体価が持続します。つまり、ニューモバックスNPによる肺炎予防効果は約5年間、期待できるのです(初回接種から5年を経過した場合には、再接種が推奨されています)。

ニューモバックスNPの接種率は米国の約60%と比較して、日本では18%(2013年時点)と、先進国では低い水準にありました。そのためわが国における接種率の向上を目指して2014年10月より定期接種化されました。

プレベナー13(13価肺炎球菌結合型ワクチン)について

ニューモバックス PPV23

プレベナー13は、13種類の肺炎球菌に対して予防効果のあるワクチンで、2009年12月に欧州で、2010年2月には米国において、乳幼児への適応が承認されました。以来、世界120ヶ国以上で承認され、米国、英国、ドイツ、フランスを含む83ヶ国において定期接種ワクチンとして導入されています。日本では、2013年に乳幼児に対する肺炎球菌感染症を予防するワクチンとして定期接種化されました。

その後、免疫力の低下した高齢者にも、その優れた免疫反応によって肺炎球菌による感染症を予防する効果が認められたため、2014年6月より、65歳以上のご高齢の方への接種が可能となりました(任意接種)。

プレベナー13は、肺炎球菌(血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19Fおよび23F)の多糖体にキャリアタンパク(ワクチンの抗原性を高めるために利用されるタンパク質)を結合させたワクチンで、T細胞というリンパ球を介した免疫応答を惹起します。

ニューモバックス PPV23

この作用により、免疫機能の未発達な乳幼児や免疫力の低下したご高齢者にも優れた免疫応答を引き起こし、従来のワクチンでは効果が得られなかった肺炎球菌の鼻や咽頭粘膜への定着を阻害し、これによって上気道炎や中耳炎、副鼻腔炎などの発症を予防する効果が認められています。

また、免疫記憶効果があるので、ワクチン接種の繰り返しによるブースター効果、つまり再度の接種によって、体内で1度作られた免疫機能がさらに高まる効果が得られます。

現在、成人については前述のニューモバックスNPのみが定期接種として認められていますが、このプレベナー13についても、定期接種化に向けた評価が速やかに進むことが期待されています。

高齢者肺炎球菌ワクチンについて

※参照画像「ファイザー製薬ホームページ」

肺炎球菌ワクチンには2種類あります

  ニューモバックスNP PPV23
ニューモバックスNP PPV23
プレベナー13 PCV13
プレベナー13 PCV13
含まれる莢膜抗原 23種類 13種類
抗体を作らせる能力 低い 高い
効果の持続力 短い 長い
再接種の必要性 5年ごとに必要 不要
補助の有無 定期接種対象年齢で有り 無し

最も強い免疫を得るには、2剤の併用が必要です。
日本呼吸器学会/日本感染症学会も併用を推奨しています

● 65歳以上で過去にいずれの接種もしたことが無く定期接種対象外の方

ニューモバックス PPV23

● 65歳以上で過去にニューモバックスを既に接種した方または、今回定期接種でニューモバックスを接種する方

ニューモバックス PPV23

※プレベナー13を先に接種した方がより強い免疫を得られることが分っています。

65歳以上すべての方が対象ですが、特に下記の方に強く推奨されます。

  • 慢性呼吸器疾患(気管支喘息、COPD、気管支拡張症など)
  • 慢性腎不全(ネフローゼ症候群、透析患者様など)
  • 慢性心不全
  • 糖尿病
  • 慢性肝疾患
  • 悪性腫瘍
  • ステロイドなどの免疫抑制剤を服用されている方
  • 脾臓を摘出した方
  • 老人施設や長期療養施設などに入所されている方